ひげ


最近、年について意識しはじめた。人にどう見られているか、見る人によりけりだけれど、まさかNHKさんから「お父さんかお母さんは居ます?」という言葉が投げ掛けられて来ようとは。的を射た答えはどれだよ畜生!と振り回されることに疲れて、二週間ほど前から蓄えていた髭を昨日で終わりにした。髭のある生活は新鮮なもので、少し別の人格が顔を出したり、調子に乗っていた節もある。あれを味わいたい気もするし、今はない顎髭をさすりながら、たぶんまた生やすだろうな、と思った。


お昼の準備をさきほど済ませた。そういえばお米久しぶりに炊くなあとはっとしてしまうほど、最近は外での食事が多かった。忙しかったし、甘えの矛先がそちらに向いていたのだ。当然、財布の中身はみるみる哀愁が漂ってきている。怠けず、できる限り、お米は炊いておきたい。